都市伝説とは・・・
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<都市伝説第一人者>ジャン・ハロルド・ブルンバン
都市伝説や怖い話・奇妙な噂などを記事にしていきます。
こちらのブログは不定期更新になりそうです・・・。
2019年4月7日日曜日
現役住職が修行僧時代に体験したゾッとする話
恐怖レベル・・・★★★★
今回は現役で活躍されている怖い話で有名なある住職が修行僧時代に実際に体験した恐ろしい話を取り上げたい思います。
なぜこの話を取り上げさせてもらったかといいますと、霊体験などの話とは次元の違うゾッとする話だったのでぜひ記事にしたいと思ったからです。
【現役住職が修行僧時代に体験したゾッとする話】
当時修行僧であったM氏は関東のとある場所で毎日厳しい修行をおこなっていた。
修行期間は4年間。寮に入り朝4時半に起床し、水をかぶり、掃除をし
先輩の世話などとても厳しい修行の毎日だった。
そんな毎日を日々続けていると彼もやはり人間ですから修行とはいえ、精神が病んでくるわけです。
しかしそんな彼にもひとつ楽しみがありました。
それは彼が修行していた寮の近くにペットショップがあり、犬好きだったM氏はそこで犬と戯れたりしながら修行の息抜きをさせてもらっていた。
後日いつものようにこのペットショップを訪れると、たまたまその
ペットショップの社長さんがいて、M氏に「お前犬好きなんか?」と
関西弁で話かけてきた。
京都出身であるM氏は関西弁が懐かしく思い親近感を感じ日々厳しい修行の息抜きにこのペットショップに来させてもらっていることを話した。
すると社長さんは「そうか、そうか、修行厳しいもんな」といってM氏の目の前に缶コーヒーを数本並べて「好きなの飲みや」と言った。
M氏は「ありがとうございます」と並べられた缶コーヒーを選ぼうとしたが、そこに違和感を感じた。
並べられたコーヒーは全て銘柄が同じなのである。
M氏は熱い冷たいの違いがあるのかな?と思ったがどれもすべて常温であった・・・。
違和感を感じつつもM氏はその中から1本選んで飲み干した。
すると社長さんは「お前週一回でいいからここでアルバイトせんか?」と言ってきた。
内容は週に一度話をしにきて、そのついでに犬の散歩したりしてくれたら月に15万やるといった内容であった。
M氏は週に一度しゃべりにきて、少し犬の散歩をするだけで月15万というおいしい内容に魅力を感じた。
しかし彼は修行僧の身であったため、自分ひとりの判断では決める事ができない。
そこでM氏は社長さんに「寮の寮監先生の許可がもらえたらぜひここで
アルバイトさせてください」と伝え、寮に戻り寮監先生にその旨を話した。
すると寮監先生は「お前は本当に情けない。修行中に気休めなどいらん。ましてやお金を稼ごうなど、我々は欲を捨てる修行をしているのだぞ」と激怒し、M氏に反省文を書かせた。
翌日M氏はペットショップに行き社長さんに「寮監先生の許可が得られませんでした」と伝えた。
すると社長さんは快く「ああ、そうか、そうか。また別のやつ探すからええよ」といいながらまたM氏の目の前に缶コーヒーを数本並べて「好きなの取れよ」と言った。
M氏は同じ銘柄、常温のコーヒーに違和感を感じつつもその中からまた1本選びそのコーヒーを飲み干した。
すると社長さんは「お前神仏信じてるのか?」と質問してきたので、M氏は「信じてますので修行しております」と言うと社長さんは「まあそりゃそうやな」と笑い「まあ、また暇になったらいつでも来い。頑張って修行しろよ」とM氏にいってその日は別れた。
その後にM氏はペットショップに息抜きで行くことに少し後ろめたさを感じるようになり、ペットショップに足が向かなくなった。
そうこうしているうちにどんどん月日が経ちあと少しで修業が終わり
京都に帰れる日が近づいてきたので、彼は最後の挨拶をしようとペットショップに足を運んだ。
M氏はそこの犬たちに「お前たちがいてくれたから厳しい修行にも耐えれたよ」となでていると社長さんが「お前久しぶりやの。もう修行終わるんか?」とやってきた。
M氏は「そうなんです。もう少ししたら京都に帰るんです」と伝えると
社長さんが「ああ、そうかそうか」といっていつものように缶コーヒーを数本並べた。
彼もいつものごとくそこから1本選び「ありがとうございます」とその場で飲み干し社長さんに最後の別れを告げ京都に帰った。
京都に帰りしばらくしてふとテレビを見てるとお世話になったその社長さんがニュースにでているではないか。
彼は「この社長さん何かあったのかな?」と不思議に思いみてると
どうやら連続殺人事件の犯人で逮捕されたという内容であった。
その事件とは埼玉で起こった「愛犬家連続殺人事件」であり、ペットショップの名前は「アフリカケンネル」、そのM氏が世話になった社長さんとは「関根元被告」のことであった。
のちにわかったことであるがM氏の先輩に死刑囚と接見できる教誨師と呼ばれる方がいて、関根元がその教誨師に‟人を殺すための条件がいくつかある”と伝え、ひとつは○○、もう一つは○○と指折り数えていき、最後のひとつに「運が悪いやつ」というものがあった。
教誨師は疑問に思い、運が悪いやつとはどういう意味かを尋ねると
関根は最後にこういった。
「昔うちの店にな、ある修行僧がよく遊びに来とった。
そいつの前に1本だけ毒の入ってない缶コーヒーを数本並べて選ばせた。
そいつ3回とも毒の入ってないコーヒーを引き当てて飲みおった・・・。
神仏って本当にいるのかもしれんな・・」と笑ったという・・。
そのM氏とは現在も多方面で活躍されている『三木大雲』住職であり、
この事件はのちに『冷たい熱帯魚』として映画化もされている。
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