2024年11月22日金曜日

【映画】あまりの怖さにニューヨーク近代美術館に永久保存された映画 『悪魔のいけにえ』

 






悪魔のいけにえ1975年作品




恐怖レベル・・・★★★★★

インパクト・・・★★★★★

おすすめ度・・・★★★★






1970年代を代表するホラー映画の金字塔と言えばやっぱりこの

悪魔のいけにえ」ですよね。

 

 

上の画像は当時のポスターのデザインがそのままジャケットになっているの

ですが、これをみるだけでも結構な怖さですよね・・・。

 

 

そしてこの映画はあまりの恐ろしさに殿堂入りしてしまい、その

マスターフィルムはニューヨーク近代美術館に永久保存されているそうです・・・。

 

 

 

映画の大まかなあらすじは

 

頭のおかしなファミリーがいて、その街にたどり着いた数人の男女を食料にしようと画策する。

 

しかしそれに気づいた男女が脱走を試みるが、人の皮の仮面を被りチェーンソーを持った大男のレザーフェイスが追いかけてくる。

 

 

これだけでもかなり悪夢にうなされそうな怖さです・・・笑

 

 

ちなみによく13日の金曜日シリーズの顔である“ジェイソン”がチェーンソーを使っているという声を聞きますが、ジェイソンは一度もチェーンソーを使ったことはありません・・・。

 

 

女性の反撃にあってジェイソンのほうがチェーンソーで斬られたことはありましたが・・・(笑)

 

 

なのでこのチェーンソーはこの‟レザーフェイスの専売特許”なのです。

 

 

この映画は実は公開から数十年DVD化されることはありませんでした。

 

 

海外では販売されていましたが、音声もテキストも英語のみで、オークションなどではたまにみかけましたが、値段も結構高くてかなりのプレミアがついていました。

 

 

なので、日本でリリースされたときはとても嬉しかったです。

 

 

のちにこの映画は「悪魔のいけにえ2」「悪魔のいけにえ3

テキサスチェーンソー」「テキサスチェーンソー・ビギニング

悪魔のいけにえ・レザーフェイス一家の逆襲」その後2017年に

レザーフェイス-悪魔のいけにえ-」という作品が公開されていますが、これはレザーフェイスが子供の頃~青年までの話となっており、いわば原点といえる作品となっていますね。


それから、なんと、、2022年にNETFLIXにて

悪魔のいけにえ-レザーフェイス・リターンズ-」という作品も公開されました。
今のとこNETFLIXでしか公開されてないのかな・・?

中々見ごたえのある作品となっていました・・・笑


いまのとこ、これで全作品鑑賞したことになるんですかね・・・


つくづく僕も好きだなあと・・・勝手に思っています(笑)

 

しかしまだまだ続いていきそうですね・・。

 

 他の作品についてはまた別の機会があれば書きたいと思います。

 

 

 

ちなみに日本ではチェーンソーでの作業時間は1日あたり最大2時間までという制限が労働省(当時・現在の厚生労働省)の通達で定められているそうです(豆知識)

 

 

でもこの人(レザーフェイス)はそんなことお構いなしにチェーンソーを振り回し大暴れします。それ以前にチェーンソーで人を切ってはいけませんよね・・・笑

 

 

この恐ろしいレザー・フェイス役を見事に演じた俳優のガンナー・ハンセン氏は2015年11月7日に膵臓ガンのため68歳で死去している。

謹んでご冥福をお祈り致します。。



最後までお読みいただきありがとうございました。






2024年11月20日水曜日

【映画】どんでん返しの映画・・だと思う(笑) 『フレイルティー -妄執-』

 




『 フレイルティー ‐妄執‐ 』 2002年作品



恐怖レベル・・・★★★

インパクト・・・★★★

おすすめ度・・・★★★






この映画『フレイティー -妄執-』はホラー映画扱いとなっておりますが、珍しくまったくといっていいほど‟グロい描写”などがほとんどなく、最後に(私的にはですが)どんでん返しを食らってしまった映画としてかなり印象に残っている映画です。

 

 

ただ、知り合いにこの映画を薦めて、観てもらったところ、あまりいい反応ではなかったりすることもあります・・・(泣)

 

やはりこの世の中、同じ考えを持つ人がいないのと同じで、映画の反応も人それぞれ個人差があるというのもまた面白いところではありますよね・・・。

 

 

映画の大まかなあらすじは

 

神の手殺人”というバラバラ殺人事件を追っていたFBI捜査官の元に、ある晩一人の男が尋ねてくる・・・。

 

 

その男はその“この事件の犯人が誰か知っている、証拠も見せる”という。

 

そして、その男が語りながらストーリーは進んでいくのだが。。

 

父と兄・弟が三人で仲良く平穏に暮らしていたのだが、ある日父が神から

世の中に蔓延する悪魔を滅ぼせ」と啓示を受ける。

 

そして父がとりつかれたかのように、ある指定された人間を

悪魔に取り付かれている”という名目で自宅にどんどん拉致して連れてきて

斧で惨殺していく。

 

その現場にまだ幼い兄弟も立ち合わせ「お前らも早く使命を果たせるようになれ・・」と促していく。

 

それに耐えられなくなった兄は弟に家をでる相談を持ちかけるのだが、弟は父に従うといい反対する。 

 

そして殺人鬼となった父を信じられなくなってしまった兄の運命は・・・!?

と、、いう感じなのですが・・・。

 

 

物語の途中に父親の真剣な表情でありながら、言動の支離滅裂さや、奇行を見ながら少し笑ってしまうような感じにもなったりしますが、映画の内容はしっかり作られていると思いました・・・。

 

 

ラストも、うやむやに終わる感じではなく『どんでん返し』もあり、僕的には

スッキリした終わり方だったと思います。

 

 

ただ、知り合いの観た感想を聞く限りではあまりいい反応ではなかったので、

人によっては好みがあるようですので、無理にはお薦めはしません。。

 

 

気になる方だけ観てみてください・・・(笑)

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました 。






2024年11月18日月曜日

【映画】サメがデカくて賢い!! 『ディープ・ブルー』

 

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ディープ・ブルー 1999年作品



恐怖レベル・・・★★★★

インパクト・・・★★★

おすすめ度・・・★★★★





いまやプライムビデオや、ネトフリなどの普及により、昔の映画なんかもまた目にする機会がかなり増え、良き時代だなあと思う今日この頃ですが、今回もまた昔の映画になりますが、モンスターパニック映画の中ではかなり好きな映画といえばこのディープ・ブルーをあげたくなりますね。

 

 

映画の大まかなあらすじは

 

サメの脳からとれる分泌物がアルツハイマーに効果があると研究で解り、海の真ん中にある研究施設で科学者たちが日夜研究していた。

 

 

しかしサメの脳から採取できる分泌物が必要の料に達しないとのことで科学者の一人が協定を破り鮫の脳を大きくしてしまった。

 

 

そのためサメの知能格段に上がってしまい、サメは自由になるために研究施設を破壊し科学者たちを捕食していきます。

 

 

感想としてはとにかくサメがでかい、そして知能もあがっているため科学者を

狙いやすいように巧妙に罠を仕掛けてきます。

 

 

こんなサメに狙われたらまず命はないでしょう・・・笑

 

 

僕は“ジョーズ”もすごく好きな映画でしたが、このディープ・ブルーもそれに

引けを取らないサメの巨大さと迫りくる危機感を感じることができると思います。

 

 

でもリアルのサメは滅多に人は襲わないと聞きますが果たして本当でしょうか・・・?

 

 

サメが人間を襲ったときというのはダイバーを好物である“アシカ”と間違えてしまったため・・・という話も耳にします。

 

 

そして太古の昔にいたとされる巨大サメメガロドン』にもとても興味があります。

 

 

 

 

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大きいですね・・・。

 

 

人間なんて丸飲みできてしまうくらいデカイ!

 

 

でも何よりもサメに関して一番うらやましいことは、命が続くかぎり何度でも歯が生え代わってくることですよね・・・w

 

 

人間なんて歯が生え代わる回数は1回だけですよ・・・。

 

 

この映画の学者たちもそのサメの素晴らしい能力を何とか人間に取り込もうとして自然の法則を破るミスを犯してしまい、その代償を払わされることになります。

 

 

あと、補足ですが、もうひとつ同じタイトル名で『ディープ・ブルー』というタイトルがありますが、こちらのほうは“ドキュメント”形式になっていて海の自然を存分に収録した癒し系の映画です。

 

 

同じタイトルでこうも対極をなす映画ってのも珍しいですよね・・・笑

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 





2024年11月17日日曜日

【映画】誰も信じられなくなる・・ 『遊星からの物体X』

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 遊星からの物体X  1982年作品

 

 

恐怖レベル・・・★★★★

インパクト・・・★★★★

おすすめ度・・・★★★★★



本日から少しずつ、映画レビューのブログ移動に伴って、こちらに映画のブログを掲載することにしました。

かなり久しぶりでしばらくは映画レビューになりますが、引き続きどうぞよろしくお願いします(*´ω`)♪

 

 ということで、、今回は『遊星からの物体X』という映画です。

 


この映画は1982年の古い映画になりますが、数々のホラー映画を観てきた中でも

‟ベスト3”には入ると思えるほど大好きな映画です。

 

僕はこの映画を実は10回以上観てます・・。スプラッター好きと言われればそうかもしれませんが・・・w

 


映画の大まかなあらすじは


南極でのお話。一匹の犬を執拗に追跡し殺そうしているおやじがアメリカ南極観測隊の基地に進入するとこからストーリーは始まります。

 


要はその犬には、すでに寄生型エイリアンが寄生しており観測隊はみすみす基地に侵入させてしまい観測隊の仲間達が次々と無残に殺されていきます。

 


この映画のポイントと言えば『通信機能が麻痺してしまった南極越冬基地』と

いう閉鎖空間において、誰が人間ではないのか、自分が獲り込まれたのかすらも分からない緊迫した状況下、隊員達が疑心暗鬼になり、仲間を疑い始める心理状態と難局を打開しようとする姿を描き、最後まで明快な結末は見えない・・という点です。

 


観た感想としましては、大切な仲間が次々と化け物に変わる恐怖、隣にいる仲間は“もうすでに寄生されているかもしれない・・・”という疑心に常に駆られてしまう。

 


一緒に今まで力を合わせて共同生活をしていたクルーの仲間たちが一匹の犬が来たことを機に、お互いがお互いを信じられなくなり、疑心暗鬼になり人間関係は崩壊しそして自分の命を守るために仲間の命を奪う事すら躊躇しなくなる・・。

 

 

それらの恐怖と人間ドラマがうまくマッチングしてとても面白い。

 

 

謎の部分も結構多いが、鑑賞している側としても色々な想像をかきたてられるという楽しさもあり、ただスプラッターだけで表現しているのではなく、精神的恐怖もうまく表現してあり、ある種いい意味で秀作だと思った。

 

 

特に一番好きなシーンはクルーを全員ひとつの部屋に集めて縛り付け、血液検査をして反応が出なかったクルーは解放してもらえるというシーンがあるのですが、このシーンが一番ドキドキする反面、精神的恐怖をうまく表現したシーンだと思います。

 

 

そして特にラストに関しましては、人それぞれ感想が異なると思うのでもし観賞する機会があれば『自分なりの答え』を見つけてみるともっと楽しいかもしれません。

 

 

かなり印象に残る名作だと思いますのでグロ耐性のある人は一度鑑賞されてみてはいかがでしょうか・・・?

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました!






2020年5月29日金曜日

都市伝説を題材にしたおすすめゲーム










恐怖レベル・・・★



ブログの更新がまたしても1年ぶりになってしまいましたが、何とかこのブログも頑張って更新を続けていきたいと思っていますのでどうぞよろしくお願いします。

さてそろそろ夏も近くなってきたということで、ホラゲが欲しくなってくる時期でもありますよね。

なので今回は『都市伝説を題材にしたゲーム』の紹介です。

都市伝説が好きな方は勿論プレイした、もしくは知っている方もいると思いますが、軽い気持ちで読んで頂けたら幸いです。


僕も勿論すべてのゲームをプレイしたわけではないので、一通りプレイしたゲームのみ特徴や、感想を交えつつ記事にしたいと思います。










都市伝説を題材にしたおすすめゲーム



①『流行り神 警視庁怪異事件ファイル』シリーズ








都市伝説のゲームといえば真っ先に僕の頭の中に出てくるのが
このゲーム、流行り神シリーズです。

日本一ソフトウェアさんから発売されており、現在も続編が発売され続けている人気作品ですよね。


プレイヤーは警視庁の刑事となり次々に起こる様々な血生臭い事件をゲーム中に登場する複数の分岐から「科学的」、「オカルト」の両面から推理していくゲームです。

挿入画のタッチも中々不気味で憂鬱になりそうなBGMとうまく調和しており独特な心理的恐怖を醸し出してくれている点はかなり秀逸。

ゲーム進行中の会話からたまに都市伝説用語がポップアップで出てきてそれが蓄積されていき、後でその都市伝説の詳細をみかえすことができるデータベース」という項目は都市伝説好きには嬉しい機能であります!(小暮刑事風)


まだまだ現行ハードで「真・流行り神」がリメイクや、ワンパック商品として発売されていることから、人気も高く、日本一ソフトウェアさんを象徴するタイトルとなっているだけあって今後も続編が期待できそうな作品である。










四八(仮)









さて色々とツッコミどころの多いこのゲーム、○ソゲー・オブ・ザ・イヤーの栄光にも輝いた都市伝説ゲームの問題児こと「四八(仮)」ですが、僕このゲーム、色々な意味で残念だとは思いますが実はこの作品結構好きなんです(笑)

好きだからこそ、完成された作品でないところが何とも残念やら、悔しいやらで・・。



内容は各都道府県にまつわる都市伝説や、その土地にまつわる民間伝承を題材にしたサウンドノベルゲームです。

作中のほとんどが実写画を使用しており、県によってはテキストのみの場合や音声で読み上げてくれたり、はたまたミニゲームのパターンなどもあります。


良い点としては各都道府県の都市伝説を知ることができ、自分が住んでいる県の都市伝説は何が収録されているかなど、初見プレイであればわくわくすることでしょう。

ちなみに前記事でこのゲームに収録されている岡山県の『吉備津神社』にも聖地巡礼として足を運ばせてもらいました。

興味があればそちらの記事も確認してみてください。


しかしこのゲームの短所として少し厄介な点があり、各県の話を聞くためには「契力」という概念が存在し、それが尽きてしまうとゲームオーバーとなる。

契力は各県を選んだ時点で消費されてしまうため、一度選択した県の話を最後まで聞かねばならない不便さと(話を最後まで消化させると契力をもらうことができる)同じ県で違う分岐でストーリーを楽しみたくても、その県の主要人物が死んでしまうなど不幸な結末になってしまうとその後のストーリーを読むことができなかったり、違う県から人を移動させないといけないなどかなりの難易度の高さで攻略がないと不可能なレベルの初見殺しゲームでもある。


それにセーブの方法を間違えてしまうとフリーズするという致命的なバグに加え、このゲーム最大のタブーがあるなど色々な意味で『(仮)』というクオリティなのである。

でも僕の希望としては映像クオリティもあがった次世代機で新作、またはリメイクで(仮)ではなく「完成版」で出してほしいです。
すべて音声読み上げのフルボイスで・・・。


まあ、こんな感じで色々と問題はあるゲームですが、それを乗り越えたときにいつかこのゲームのこと好きになれるのかなと思います(笑)








トワイライトシンドローム 禁じられた都市伝説










初代PS時代に今はなきHUMANさんから1作目が発売された探索ホラゲの代名詞ともいえる作品。

発売元がSpikeさんに変わり後継作品ともいわれている
夕闇通り探検隊』は現在プレミア商品となっており、高値で売買されている。

僕もすごく欲しいですが、いまだに手が出ないでいます。

中々値段が落ちないんですよね・・・(汗)


まあ、それはさておき本家でもあるDS版で発売されたこのソフトですが過去作に比べ、映像クオリティがあがったことはいうまでもなく、恐怖感も更に増し、何よりDSのタッチパネルを生かした機能も充実し楽しさの面でも完成度があがった作品となっています。(こっくりさんのシナリオではタッチパネルに表示されたコインの上に指を乗せるなど)

シナリオは過去作と同じ主に高校で起こる奇妙な出来事、都市伝説を題材としており、時代の流れに合わせた都市伝説「ひとりかくれんぼ」も収録されている。


ただこのシリーズ、DSを最後に新作が発売されておらず、発売元のSpikeさんが合併したこともあり、大人の事情なのか次世代ハードではまだ新作のメドが立っていない。

本家、後継作品ともに非常に人気の高い作品となっているので、今後も次世代機で発売されることを心待ちにしておりますのご検討いただきたいところではあります。





さてでは今回はこんな感じで『都市伝説を題材にしたおすすめゲーム』ということで記事にさせてもらいました。

勿論人気作品ばかりなのでプレイした方も多かったのではないかと思われますが、僕もまだまだプレイしてない作品数本ありますので、今後値段の折り合い次第ではプレイしてみたいと思います・・・(笑)





では最後までお読みいただきありがとうございました。



2019年4月7日日曜日

現役住職が修行僧時代に体験したゾッとする話








恐怖レベル・・・★★★★



今回は現役で活躍されている怖い話で有名なある住職が修行僧時代に実際に体験した恐ろしい話を取り上げたい思います。

なぜこの話を取り上げさせてもらったかといいますと、霊体験などの話とは次元の違うゾッとする話だったのでぜひ記事にしたいと思ったからです。










現役住職が修行僧時代に体験したゾッとする話



当時修行僧であったM氏は関東のとある場所で毎日厳しい修行をおこなっていた。

修行期間は4年間。寮に入り朝4時半に起床し、水をかぶり、掃除をし
先輩の世話などとても厳しい修行の毎日だった。


そんな毎日を日々続けていると彼もやはり人間ですから修行とはいえ、精神が病んでくるわけです。

しかしそんな彼にもひとつ楽しみがありました。

それは彼が修行していた寮の近くにペットショップがあり、犬好きだったM氏はそこで犬と戯れたりしながら修行の息抜きをさせてもらっていた。


後日いつものようにこのペットショップを訪れると、たまたまその
ペットショップの社長さんがいて、M氏に「お前犬好きなんか?」と
関西弁で話かけてきた。

京都出身であるM氏は関西弁が懐かしく思い親近感を感じ日々厳しい修行の息抜きにこのペットショップに来させてもらっていることを話した。

すると社長さんは「そうか、そうか、修行厳しいもんな」といってM氏の目の前に缶コーヒーを数本並べて「好きなの飲みや」と言った。


M氏は「ありがとうございます」と並べられた缶コーヒーを選ぼうとしたが、そこに違和感を感じた。

並べられたコーヒーは全て銘柄が同じなのである。
M氏は熱い冷たいの違いがあるのかな?と思ったがどれもすべて常温であった・・・。

違和感を感じつつもM氏はその中から1本選んで飲み干した。

すると社長さんは「お前週一回でいいからここでアルバイトせんか?」と言ってきた。

内容は週に一度話をしにきて、そのついでに犬の散歩したりしてくれたら月に15万やるといった内容であった。

M氏は週に一度しゃべりにきて、少し犬の散歩をするだけで月15万というおいしい内容に魅力を感じた。


しかし彼は修行僧の身であったため、自分ひとりの判断では決める事ができない。

そこでM氏は社長さんに「寮の寮監先生の許可がもらえたらぜひここで
アルバイトさせてください」と伝え、寮に戻り寮監先生にその旨を話した。

すると寮監先生は「お前は本当に情けない。修行中に気休めなどいらん。ましてやお金を稼ごうなど、我々は欲を捨てる修行をしているのだぞ」と激怒し、M氏に反省文を書かせた。


翌日M氏はペットショップに行き社長さんに「寮監先生の許可が得られませんでした」と伝えた。

すると社長さんは快く「ああ、そうか、そうか。また別のやつ探すからええよ」といいながらまたM氏の目の前に缶コーヒーを数本並べて「好きなの取れよ」と言った。

M氏は同じ銘柄、常温のコーヒーに違和感を感じつつもその中からまた1本選びそのコーヒーを飲み干した。

すると社長さんは「お前神仏信じてるのか?」と質問してきたので、M氏は「信じてますので修行しております」と言うと社長さんは「まあそりゃそうやな」と笑い「まあ、また暇になったらいつでも来い。頑張って修行しろよ」とM氏にいってその日は別れた。


その後にM氏はペットショップに息抜きで行くことに少し後ろめたさを感じるようになり、ペットショップに足が向かなくなった。

そうこうしているうちにどんどん月日が経ちあと少しで修業が終わり
京都に帰れる日が近づいてきたので、彼は最後の挨拶をしようとペットショップに足を運んだ。

M氏はそこの犬たちに「お前たちがいてくれたから厳しい修行にも耐えれたよ」となでていると社長さんが「お前久しぶりやの。もう修行終わるんか?」とやってきた。

M氏は「そうなんです。もう少ししたら京都に帰るんです」と伝えると
社長さんが「ああ、そうかそうか」といっていつものように缶コーヒーを数本並べた。

彼もいつものごとくそこから1本選び「ありがとうございます」とその場で飲み干し社長さんに最後の別れを告げ京都に帰った。


京都に帰りしばらくしてふとテレビを見てるとお世話になったその社長さんがニュースにでているではないか。

彼は「この社長さん何かあったのかな?」と不思議に思いみてると
どうやら連続殺人事件の犯人で逮捕されたという内容であった。


その事件とは埼玉で起こった「愛犬家連続殺人事件」であり、ペットショップの名前は「アフリカケンネル」、そのM氏が世話になった社長さんとは「関根元被告」のことであった。


のちにわかったことであるがM氏の先輩に死刑囚と接見できる教誨師と呼ばれる方がいて、関根元がその教誨師に‟人を殺すための条件がいくつかある”と伝え、ひとつは○○、もう一つは○○と指折り数えていき、最後のひとつに「運が悪いやつ」というものがあった。

教誨師は疑問に思い、運が悪いやつとはどういう意味かを尋ねると
関根は最後にこういった。


昔うちの店にな、ある修行僧がよく遊びに来とった。
そいつの前に1本だけ毒の入ってない缶コーヒーを数本並べて選ばせた。
そいつ3回とも毒の入ってないコーヒーを引き当てて飲みおった・・・。
神仏って本当にいるのかもしれんな・・」と笑ったという・・。


そのM氏とは現在も多方面で活躍されている『三木大雲』住職であり、
この事件はのちに『冷たい熱帯魚』として映画化もされている。
















2018年12月1日土曜日

伝説のク○ゲー四八(仮)にも紹介されていた『吉備津神社』に行ってきました(後編)









恐怖レベル・・・★



さて、前回はブログの仕様により画像上限を超えてしまったので
今回後編で吉備津神社巡りを終えたいと思います。

では、今回は『鳴釜神事』からです。





吉備津神社巡り後編

















長い長い廊下をずっと下っていくと真正面に『鳴釜神事』がおこなわれる祠が見えてきます。


では鳴釜神事とは何がおこなわれる場所かといいますと、
ゲーム『四八(仮)』でも紹介されているとおり吉備津彦命に倒された温羅の首が埋められている場所であるといわれています。


そしてそこでは玄米を使った占いもおこなわれるとか・・。





しかしこちらの門が解放されているのは午後3時まで。


僕が行った時間は夕方4時すぎてましたので、中をみることはできませんでした。

残念・・・(泣)


ということで、鳴釜神事は外から撮影したのみとなり、別の場所へ移動しました。




























他にもこの神社には「神馬」が祀られていたり、樹齢の高そうな
ご神木」もあり、おみくじ機には桃太郎がデザインされていたりします。


そしてこの神社にもなんと「学問と芸能の神様」もいらっしゃるようです。


そして絵馬がたくさん掛けてある『祈願トンネル』もありました。

















いやはやなんだかんだで『吉備津神社』巡りも終わり、
あの大好きなゲーム『四八(仮)』にも紹介されていたこの神社に足を運ぶことができ、聖地巡礼ができたような気分になれてとても嬉しかったです。


帰りの橋からみた夕焼けもとても綺麗でした。


また機会があれば他の場所も巡ってみたいと思ってしまいました(笑)

その際はまたブログ記事として書きたいと思います。


皆さまも機会があればこの吉備津神社に行かれてみてはいかがでしょうか・・・


今回は前編、後編に渡りこの『吉備津神社』特集させていただきました。





最後までお読みいただいた方々どうもありがとうございました。