『 遊星からの物体X 』 1982年作品
恐怖レベル・・・★★★★
インパクト・・・★★★★
おすすめ度・・・★★★★★
本日から少しずつ、映画レビューのブログ移動に伴って、こちらに映画のブログを掲載することにしました。
かなり久しぶりでしばらくは映画レビューになりますが、引き続きどうぞよろしくお願いします(*´ω`)♪
ということで、、今回は『遊星からの物体X』という映画です。
この映画は1982年の古い映画になりますが、数々のホラー映画を観てきた中でも
‟ベスト3”には入ると思えるほど大好きな映画です。
僕はこの映画を実は10回以上観てます・・。スプラッター好きと言われればそうかもしれませんが・・・w
映画の大まかなあらすじは
南極でのお話。一匹の犬を執拗に追跡し殺そうしているおやじがアメリカ南極観測隊の基地に進入するとこからストーリーは始まります。
要はその犬には、すでに寄生型エイリアンが寄生しており観測隊はみすみす基地に侵入させてしまい観測隊の仲間達が次々と無残に殺されていきます。
この映画のポイントと言えば『通信機能が麻痺してしまった南極越冬基地』と
いう閉鎖空間において、誰が人間ではないのか、自分が獲り込まれたのかすらも分からない緊迫した状況下、隊員達が疑心暗鬼になり、仲間を疑い始める心理状態と難局を打開しようとする姿を描き、最後まで明快な結末は見えない・・という点です。
観た感想としましては、大切な仲間が次々と化け物に変わる恐怖、隣にいる仲間は“もうすでに寄生されているかもしれない・・・”という疑心に常に駆られてしまう。
一緒に今まで力を合わせて共同生活をしていたクルーの仲間たちが一匹の犬が来たことを機に、お互いがお互いを信じられなくなり、疑心暗鬼になり人間関係は崩壊しそして自分の命を守るために仲間の命を奪う事すら躊躇しなくなる・・。
それらの恐怖と人間ドラマがうまくマッチングしてとても面白い。
謎の部分も結構多いが、鑑賞している側としても色々な想像をかきたてられるという楽しさもあり、ただスプラッターだけで表現しているのではなく、精神的恐怖もうまく表現してあり、ある種いい意味で秀作だと思った。
特に一番好きなシーンはクルーを全員ひとつの部屋に集めて縛り付け、血液検査をして反応が出なかったクルーは解放してもらえるというシーンがあるのですが、このシーンが一番ドキドキする反面、精神的恐怖をうまく表現したシーンだと思います。
そして特にラストに関しましては、人それぞれ感想が異なると思うのでもし観賞する機会があれば『自分なりの答え』を見つけてみるともっと楽しいかもしれません。
かなり印象に残る名作だと思いますのでグロ耐性のある人は一度鑑賞されてみてはいかがでしょうか・・・?
最後までお読みいただきありがとうございました!
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